寒くなってきました
お疲れ様です。
うちの父というのが寒がりでですね。
既にストーブガンガン焚いてまして、それも反射式とファンヒーターの合わせ技で。
なにが言いたいかというと暑い。
寒くなってきたはずなのに暑い。下手したら夏より暑い。理不尽。汗だくです。
あまりに暑いので消すとまた着けるんですよ、いい加減にしろと。
店でもそんな塩梅なもんでお客さんから暑い暑い言われる始末です、冬にやれ。真冬に。
そんな事情も暴露したところで、はい
今日の業界紙なんですが、今年の灯油はいつもと違いそうです。と言っても灯油自体の品質の問題ではなく、元売の問題ですね。
今までであれば、割と在庫とか天候とかに左右されてきたものなんですが、例えば製品在庫多ければ捌きたいから卸の値段が下がる、暖冬で数量が少なければ卸の値段が下がる、逆も然り、みたいな。
ですがJXTGという巨大元売が誕生し、あくまでも現在はですが灯油の卸値がグングン上昇しています。とりあえず先月より6,7円は確実に上がってます。
これ実は昨年までなら同じ状況でもここまで短期間で卸値上がらなかったと思います、正直なところ。
なぜかというと元売同士で売り負けたくないからギリギリまで値上げは待とう、粘ろう、みたいな間抜けなプライドがありまして、自分とこのマージンを削ってでも数量出そうとしてたんですね、元売どもは。
なので卸値が急激に上がることは少なかったわけです、ゼロではないけども。
しかし、これが巨大元売1強になったら一気に変わった。
とにかく自分とこのマージンが最優先で、原油価格が上がったら即転嫁、といういのちだいじに戦法を行っているJXTG。
今までであれば売り負けるのが恐ろしかったのですが、もうシェアは50%以上。売り負けるなんてあり得ない。ならマージン取るのを優先していいよね、と。
周りの他の元売なんて路傍のゴミだから、気にすることはない、我々は強いのだ、好き勝手やっていいのだ。儲けよう儲けよう。
言い方は悪いですが、きっとこんな感じですね。市場のバランスを一社で崩せる、本来なら誕生してはいけなかった巨大元売です。もう遅いけど。国が認めたらどうしようもない。
その強い元売が、「今年は灯油在庫積み増し厳しいから出荷には数量制限します」と言った。枠とも言う。
誰も逆らえないので、今年の灯油は去年ほどの安値は期待できません。
ひょっとしたら、皆様が灯油を使うのを我慢したらしびれを切らして卸値が下がるかもしれませんが、下がらない可能性もあるというか下がらない可能性の方がむしろ高いので、せめて無駄遣いせずに少しでも節約しましょう。
節約しろ、我が父。