市を二つ跨いで
配達に向かっております。
結構距離あるんですが、お世話になってる建設会社さんの現場なんでね、行かせて頂きますよ。
ええ、勿論別料金で配達料は頂きますとも。
ちなみにうちの父と母だけでやっていた頃はどんなに遠くとも燃料油の代金だけしか取らなかったそうです。善人か!ぼくが悪人みたいだからやめてくれるそういうの!
父からも母からも強欲と言われますが他の同業者の方からは欲がないと言われます。
どちらが正しいかと言われれば、どちらも正しいのでしょう。
必要経費を稼ごうと思ったら父や母より強欲にならざるを得ず、それ以上を求めれば他の同業者と同じ位に利益に貪欲にならねばなりません。
要は、うちの両親は欲がなさすぎるのです。店を維持する程度も稼がずにそれでいいと思っているのです。よくないから。
ただ、最低限店を維持する程度の利益を得ようとしているだけなのに、周辺と価格は開いていきます。だから踏み切れなかったというのは分かります。
今からのガソリンスタンド業界は先細り一択です。減りが早いか遅いかの違いだけで、将来性は全くありません。
それでも他の所より売りまくれというスタンスが横行しているのですから、いやはや。
消費者にとってはいいでしょう。安いに越したことはない、ましてや同じ製品ならば。
でも従業員の身になってみたらこれ程嫌な仕事もないでしょう。安いガソリン目当てで来るお客にそれ以外を言葉巧みに売り付ける。本気で詐欺一歩手前な仕事です。
当然というか何というか、ガソリンスタンドへの就職希望者が少なくて困っているそうです、そりゃそうだろ。
夢も希望もなく、働きがいもない仕事に就くというのは、よほど車やバイクが好きか、他の職種に蹴られまくって行く宛もなく仕方なくSS業界に入るしかなかった、という不幸な人種であろう。気の毒に。
なぜそんなSSネガティブキャンペーンを行っているかというと、暇だからである。
配達に向かい、現場には着いた。だのにまだ建設会社の車が戻ってきていないのだ。電話もらってからすぐ向かったとはいえ30分はゆうに走ったのに。
まじかよー、戻ってきてから電話よこせやー、と思いつつこの記事を書きながら待っているのだが、ここまで書いてもまだ戻ってこない。電話もらってから1時間以上経つ。
これが配達料無料だったらぼくは二度と来ないと思うが、幸いにも配達料を別途で頂くため文句も言わず待っている。いや文句言ってるけど。
まあそういう理不尽とも上手く付き合っていかないと人生やってられない。でもこういう理不尽が多すぎるからガソリンスタンドに就職するのはあまりおすすめしない。ネガティブキャンペーン継続中。